豊浦町案内
豊浦町は冷涼な北海道にあって比較的気候が温暖な道南胆振管内の西端に位置しています。
噴火湾(内浦湾)に面して大きく南に開けた海岸線はまぶしく陽光にきらめき、巨岩や断崖が変化に富んだダイナミックな景観をつくり出しています。
北は昆布岳を擁する山岳地帯、南はダイナミックな海岸線。
豊かな自然に恵まれたこの地では、ホタテ、イチゴ、豚肉などの特産品で溢れ、大自然の中で行うアクティビティでも多くの人で賑わいます。
豊浦いちご
80年以上もの歴史を誇る豊浦町のイチゴ栽培。
「豊浦いちご」の名前で商標登録もされており、北海道内で最も伝統あるブランドイチゴだ。
毎年シーズンを迎えると道の駅とようらでの販売や町内の国道37号線沿いには多くのイチゴ農家の直売所が並ぶ。
その様子が豊浦町春から初夏の風物詩となっている。
4月下旬から6月の味覚で、町内の直売所では基本的に完熟されてから収穫されたイチゴが並ぶため、本当に甘くておいしい(いちごは収穫後に追熟せず色のみ赤くなるため、早期収穫のものでは甘味がすくない)。
いちごソフトクリームをはじめ、イチゴワイン,イチゴ羊羮なども作られている。
主な品種は北海道生まれの「けんたろう(酸味と甘さのバランスがとれ病気に強い品種)」、そして町内でもあまり出回らない「宝交早生(果肉が柔らかくジューシーです)」、そして新品種「ゆきララ(けんたろうとあまおうから生まれ両方の良いところを受け継いだ品種 果肉も大きいです)」や「とちおとめ(適度な酸味を持ち、果汁もたっぷり)」などです。 昼と夜の寒暖差があり、海沿いのため朝に生じる霧が気温の上がりすぎを抑制し、甘いイチゴが育まれる。
美しい海岸線ドライブと直売所巡り、オススメです。
※直売所でのご購入は売切れにご注意ください。(週末などはすぐに完売してしまう)
豊浦ホタテ
噴火湾でのほたて養殖発祥の地「豊浦町」
噴火湾ホタテ養殖発祥の地として町が発展し、今もその活気にあふれている。
港にはホタテ漁の漁具がたくさんあり、まさにホタテの町としての姿を垣間見ることができます。
一つ一つ手をかける"耳づり"(垂下式)という漁法で養殖を行うので、地まきのホタテとは異なり砂噛みがなく、海中にぶら下がったまま自然環境で育成されるので、プランクトンをたっぷりと吸収でき大きく成長します。甘みが本当に強く、まずはお刺身で味わっていただきたい。ホタテは切り方によっても味わいが変わる。貝柱の繊維に沿って縦に切ればプリプリの食感が味わえ、横に切れば甘みが強調される(繊維を切るので旨みが直接味わえる)ので、お好みの切り方を探すのも楽しい。もちろん網で焼き醤油をさっとかけ、バターをひとかけして食す炭火焼きもたまらない。生ではもちろんその味わいに驚くが、アツアツのホタテもなんともいえない。ぜひ大粒な豊浦自慢のほたてをご賞味あれ。
※旬は冬、春は稚貝がおいしい
※町内では道の駅とようら・すいしゃ・天然豊浦温泉しおさいなどで直売されているが、 午前中に売り切れてしまうこともあるので注意。